日本人なら神社参拝の作法ぐらいは知っておかないと

日本人なら神社参拝の作法ぐらいは知っておかないと

もうすぐ今年も終わって、新しい年がはじまりますね。

新年最初のイベントといったら初詣って方も多くいらっしゃると思いますが、みなさんは神社での参拝作法ちゃんと知っていますか?

私は毎年なんとなくでやっていたのですが、この前外国からの観光客と思われる方々がきれいに参拝してらっしゃるのを見て、日本人として参拝の作法ぐらいはしっかり覚えておかないとなぁと、少し恥ずかしくなってしまいました。

なので今回は神社での参拝の作法について調べてきました。

参拝はまず服装から

参拝ってつまり神様が住む家に挨拶しに行くということなので、服装はできる限り正装の方が好ましいそうです。

上司や目上の方に会いに行く時に、ジャージやパジャマで行く人はいないですよね?

神様に挨拶に行くのもそれと同じ理屈です。

和装やスーツなど自分が持ってる正装で参拝に行けば、神様からの印象も良くなると思います。

一礼してから鳥居をくぐって、参拝をしよう

山中にある赤い鳥居

神社の鳥居には、私たちの社会と神様が住む世界を区切る結界のような意味があるそうです。

いわば鳥居は神様が住んでる家の玄関っていうことですね。

家に上がらせてもらう時に礼をしないのは、大変失礼な行為になってしまいます。

なので鳥居の前でしっかりと礼をしてから、神様の住む家にあがらせてもらいましょう。

参道は端を通って、参拝に向かおう

神社の参道は幅広く作られていますが、中央は神様は通る道とされ人間は通ってはいけないそうです。

なのでできる限り参道の端を通り、神様に敬意を表しましょう。

どうしても中央を通る際は、軽く頭を下げながら通ると神様に敬意を表せるそうです。

参拝の前に手水舎でしっかりと心身を清めよう

手水舎

目上の方の家にお邪魔した時というか自分の家に帰った時もですけど、手洗いうがいをするのがマナーですよね。

自分の病気予防はもとより、目上の方や家族に病気をうつさないようにしないといけません。

それと同じような理屈で、神様に会う前に私たちの心身を清めておくことがマナーとなります。

大抵の神社には心身を清める場所があり、その場所のことを手水舎といいます。

水が湧き出ていて、たくさんの柄杓(ひしゃく)が置かれている場所。そこが手水舎です。一度は見たことがあるのではないでしょうか。

その手水舎で心身を清めることを「手水をとる」というのですが、仕方は決められています。

順番に沿っておこなってみましょう。

※右利きの人の場合で書いているので、左利きの方は逆でおこなっても問題ありません。

①右手で柄杓を持って、水を汲んで左手にかけて左手を清めよう。

②柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めよう。

③また柄杓を右手で持って、左の手のひらに水を受けて口をすすごう。

※よく水を飲む人がいますが、汚れを落とすためにすすぐので、それを飲むのはマナー的にいけません。

また、衛生的にも水を飲むのはオススメしないです。

④もう一度、左手に水を流して左手を清めよう。

⑤最後に水が入ったままの柄杓を立て、柄に水を流して柄杓を清め、元の位置に戻そう。

しっかりと参拝をしよう

神社参拝をする家族のイラスト

心身を清めたら、いよいよ参拝の時間です。

しっかりと拝礼を順番に沿っておこなって、神様に敬意を表してみましょう。

①賽銭箱の前に立ったら一回会釈をして、神様に捧げる真心の気持ちとして賽銭箱にお賽銭を入れましょう。

②深いお辞儀(礼)を二回おこないましょう。

③胸の前で二回しっかりと拍手をしよう。

④両手をきちんと合わせ、心を込めて祈りましょう。

※この際、自分の住所もしっかり心の中で言うと、神様も祈りを聞き届けやすいといわれています。

⑤最後にしっかりと深いお辞儀(礼)を一回して、その場を離れます。

参拝の帰りに鳥居をくぐる際も、一礼をしよう

目上の方の家から帰る際、しっかりと礼をしてから帰るのが礼儀ですよね。

参拝も同じで、参拝終わりに鳥居をくぐる際も一礼をしてから帰りましょう。

まとめ

というわけで今回は神社での参拝の作法について調べてみました。

しっかりと神様に参拝をして、気持ちの良い新年を迎えましょう。