【Kindle Unlimited】電子書籍『ザ・コーチ』のレビュー
月額980円払えば、様々な種類の電子書籍が読み放題になるKindle Unlimited(アマゾン)。
私も加入してみたので、たくさん電子書籍を読んで、ついでに記録がてらレビューを書いてみようかなと思います。
今回読んでみた電子書籍はこちら!!
電子書籍名『ザ・コーチ』
著者:谷口貴彦
出版社:プレジデント社
選んだ(読んだ)理由
- 「最高の自分に出会える」というフレーズが気になったから
- 表紙のイラストでシンプルでオシャレだったから
読了までにかかった時間
2時間
この電子書籍を一言で表すのなら
将来の夢への進みかたを教えてくれる小説
管理人のオススメ度
★★★★★★★★☆☆
今回の電子書籍のあらすじ(作品概要)
あまり意味を理解されずに、よく社会で使われている言葉「目標」。その本当の意味を教えてくれると同時に、「目標」との向き合い方、その先に続く「目的」や「夢」を実現させる生き方を教えてくれる、ビジネス(人生論)書としての側面も持つ小説。
――住宅メーカー営業部に勤める主人公は、人柄は良いのだが営業成績が伸びずに悩んでいた。
そんなある日、彼はたまたま公園にて不思議な魅力を放つ老人と知り合う。その老人は、一代で巨大な建築会社を築き上げた有名な会長であった。
老人の生き方や成功に憧れた主人公は、どうすれば老人のように生きられるのかと教えを請うことにする。
公園にて週一で行われる老人との、「目標」についての勉強会。その時から主人公の生き方が大きく変わることになる……。
レビュー(良かった点)
普通のビジネス書かと思ったら、完全な小説だったのでびっくりした。
けれどもとても面白い。上司から「目標(売上)」と言われ続けそれに違和感を覚えていた主人公が、老人のアドバイスで「目標」の本当の意味と向き合い方を知り、それを生き生きと仕事に生かそうとする描写が丁寧に描かれている。
主人公の悩みも仕事内容こそ違うとはいえ、社会人なら誰しもがもつ悩みなのでとても共感しながら読み進められた。また主人公以外の登場人物も人間らしく過不足なく書かれているので、その点も共感しやすさに貢献してくれている。
またビジネス(人生論)書風の小説は物語が薄くなってしまいがちだが、本書は物語の起伏は小さいながらも綺麗にまとまっていて、ラストは両目が思わずうるっと涙してしまうほど完成度が高い。
是非とも社会人や、就職を考えている学生さんに読んでもらいたい一冊だ。
レビュー(ちょっと悪かった点)
ビジネス(人生論)書としての完成度も非常に高かったので要点だけ読み直したいのだが、いかんせん小説なのでピンポイントでその箇所まで戻れないのが残念だった。
作中で「目標の達人ノート」なるモノが登場し、その内容がイラストや図として所々で挿入されているのだが、それを本書の最後に全てまとめて欲しかった気がする。
また本書は主人公の一人称視点で進むのだが、ところどころ視点がぶれている箇所があったのが少し引っかかりを覚えた。
この電子書籍を特にオススメできる人・逆にできない人
特にオススメできる人
- 自分の仕事に悩みを持っている社会人
- 部下を育てる立場にいる人
- 就職について考えている学生
逆にオススメできない人
- ビジネス(人生論)書は読みたいのだが、小説形式は苦手な人
というわけで、今回の電子書籍のレビューはここまで。
あくまで私個人のレビューなので、あしからずご了承ください。
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