【カカオ豆が甘いお菓子に】初めてチョコレート考えた人、天才じゃない?

もうすぐバレンタインデーですね。
まぁ私にはあまり関係ないイベントなんですが(←悲しい)、でもチョコレートを見るたび毎回思うことがあります。
初めてチョコレート考えた人、天才じゃない?
と。
だって、下の画像を見て下さいよ。
これが、
これになるんですよ。
考えた人、天才じゃない?
こんにゃくといい、納豆といい、お酒といい、原材料から想像もつかない食べ物を作る人は何者なんだろうかと、毎回不思議に思います。
そこで今回はもうすぐバレンタインデーということもあり、チョコレートは誰がどうやって作ったのか調べてみることにしました。
カカオ豆自体は紀元前2000年から食べられていた
びっくりすることに、チョコレートの原材料であるカカオ豆は今から4000年以上も前から食べられていました。
でもそれはチョコレートという固形物ではなく、飲み物としてですが。
場所はメソアメリカ。今でいうアメリカとメキシコあたりで栄えていた古代文明ですね。
そこでカカオ豆を粉にして、水や湯に溶かし、唐辛子やバニラなどの香辛料を入れて飲んでいました。
ようするに最初にチョコレートドリンクはしょっぱかったんですね。
当時の人々にとってカカオ豆のドリンクは、嗜好品または薬や強壮剤の役割があったそうです。
さらにメソアメリカではカカオ豆が貨幣として使われていたこともあるらしく、当時からカカオ豆は貴重な物という認識だったようです。
3500年後にコロンブスがカカオ豆と出会う
それから約3500年間カカオ豆はアメリカ島から出ることはありませんでしたが、1502年コロンブスが最後の航海にてカカオ豆と出会います。
これがヨーロッパ人が初めてカカオ豆を見た瞬間でしたが、実際にカカオ豆をヨーロッパに広めたのはコロンブスではありませんでした。
実際にカカオ豆がヨーロッパに広まったのは、1528年にスペインがアメリカ島を征服した時。
そこからチョコレートドリンクはヨーロッパ中に広がっていき、17世紀には王族貴族の贅沢品としてチョコレートドリンクは飲まれていました。
またその際にはチョコレートドリンクのレシピもヨーロッパ風にアレンジされていて、唐辛子やバニラは、ヨーロッパでも手に入りやすいコショウやシナモンに。
さらにチョコレートドリンクの独特の苦みを消すために、牛乳や砂糖が入れられていました。
ここで初めてチョコレートドリンクは【甘い】飲み物となりました。
産業革命により【飲む】チョコレートから【食べる】チョコレートへ
18世紀に訪れた産業革命により、チョコレートにも数々の進化が起こりました。
まずは1828年。オランダ人のファン・ハウテンという人が、カカオ豆からココアパウダーとココアバターを分離する方法を編み出しました。
ココアバターを取り除けたことでチョコレートドリンクは口当たりが良いモノとなり、チョコレートドリンクは一般大衆にも広く普及するようになりました。
ちなみにファン・ハウテンは後にバンホーテンという会社を設立します。
バンホーテンはココアのブランド名として今でも人気なので、知ってる人も多くいるんじゃないでしょうか。
さて、ファン・ハウテンのおかげでチョコレートドリンクは一般的になりましたが、しかし当時はまだ分離したココアバターには誰も注目していませんでした。
そして1847年。イギリス人のジョセフ・フライという人がココアバターを使って固形のチョコレートを作ることを思いつきます。
でも最初の【食べる】チョコレートはまだ苦みが強く、まだまだ改善の余地が必要でした。
そして1876年。スイス人のダニエル・ピーターという人が、チョコレートに牛乳を入れ、初めて固形のミルクチョコレートを完成させました。
その甘くて食べやすいお菓子は人々を虜にし、そしてチョコレートは爆発的に世界中に広がっていったそうです。
まとめ
というわけでチョコレートの起源を調べてみましたが、いかがでしたでしょうか?
当たり前ですが最初から現在のチョコレートだったわけではなく、多くの歴史と人の努力を経て、あんなに美味しいものになったんですね。
こういった歴史を知った上で、バレンタインデーで貰ったチョコレートを噛み締めれば、もっと美味しく感じるのではないでしょうか!
…………まぁ、私はチョコレート貰えないんですけどね。
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