A級映画にはありえない。レンタルB級映画あるある5選

A級映画にはありえない。レンタルB級映画あるある5選

普段からB級映画が大好きで、レンタルショップでB級映画ばかりを借りている人なら分かる「あるある」を5つ集めてみました。

ハリウッド大作のようなA級映画しか借りない人には斬新な「あるある」ですので、よかったらご覧ください。

レンタルB級映画あるある1 10本に1本ぐらいの割合でDVDが再生できない

重ねられて置かれている数枚のDVD

レンタルB級映画を借りても再生できないことがよくあります。

割合としては10本に1本ぐらいかな。

原因はB級映画のDVDは各タイトル1本ずつしかレンタルショップでは置いていないから。巨大な店舗でも2~3本あれば奇跡的でしょう。

そのため借りた人全員が同じDVDを再生するので劣化が激しく、さらにB級映画は借りられない期間も長いため老化も激しいです。

なのでB級映画を借りても一部のシーンが再生できなかったり、最悪の場合は最初から何も映りません。

B級映画初心者なら怒るところですが、ベテランのB級映画好きなら「これもまたB級映画の醍醐味」と笑顔で受け入れます。

壊れているDVDは返却する際などにお店の店員さんに報告すれば、予備のDVDに交換するかレンタル料金を返却してもらえます。

が、先ほども書いたようにB級映画は基本的に各レンタルショップに1本しかないので予備のDVDなんて無く、レンタル料金の返却一択がほとんどです。

めんどくさがって再生できないDVDを報告せずに返却する人がいますが、それはマナー違反です。

報告しないとその再生できないDVDは再び貸し出し棚に戻されることとなり、再びの被害者が出てしまいます。

再生できないDVDを見つけたら報告をする、それがB級映画好きの人の責務なのです。

レンタルB級映画あるある2 デカ文字日本語字幕は使わない

数多くのB級映画を配信しているアルバトロスフィルム様などでコンテンツの1つとしてDVDに収録されている、デカ文字日本語字幕。

デカ文字日本語字幕とは文字通り通常の字幕をさらに大きく表示する機能なのですが……それを選択する人はほとんどいません。

たしかに文字は見やすくなりますが、大きすぎて肝心の映像が見えにくくなります。

さらに文字が大きすぎて、たびたびセリフが変な位置で改行され、逆に読みづらくなることも。

そのため最初は面白がって選択する人はいますが、ほとんどのB級映画好きの人はデカ文字日本語字幕を選択してないです。

レンタルB級映画あるある3 A級映画の上映時間に耐えられない

トイレを我慢している男性のイラスト

ハリウッド大作のようなA級映画は映像技術が凄いのはもちろんのこと、上映時間もたっぷり用意されています。

平均でも2時間ぐらい、長い作品では4時間以上のものもあるでしょう。

普段はB級映画しか観ない人は、その上映時間に耐えられません。

B級といわれるだけあって、B級映画には予算がありません。そのため多くのB級映画は90分以内に終わります。

なので普段はB級映画しか観ない人にとって映画とは「90分ぐらいで終わるもの」です。身体もそのように順応しています。

そのためたまにA級映画を観ると身体が耐えられず、途中で休憩やトイレを挟んでしまいます。

レンタルB級映画あるある4 水着美女をどのシーンで使うのか楽しみ

B級映画の上映時間はほとんど90分ぐらいで、それは映画としての最低限のボリュームなのでしょうが、予算がB級映画は90分の映像を作るのも一苦労です。

そのためB級映画には必ずといっていいほど、映画の内容とはほとんど関係ない水着美女のシーンがあります。

水着美女が遊んだりバカンスをしている映像を流し上映時間を稼ぐ、B級映画の立派なテクニックの1つです。

たとえ水辺が無い映画だろうが、設定が冬の映画だろうが、水着美女のシーンは出てきます。

どんな理由をつけて、どんなタイミングで水着美女のシーンを出すのか。

B級映画を楽しむうえでの要素の1つです。

レンタルB級映画あるある5 B級モンスターをどんな形でちょっとずつ出してくるか楽しみ

恐竜が3匹描かれている、B級映画のDVDパッケージ

引用:ジュラシック・ユニバース ダーク・キングダム公式サイト

B級映画のメジャーなジャンルとしてモンスターパニック映画がありますが、CGやその他の映像技術を使うモンスターを映画の最初から最後まで出し続けることは予算の無いB級映画には不可能です。

そのためB級映画にはいかにシーンを(良い意味で)誤魔化すかが求められますが、先ほどの水着美女シーンだけでは尺にも限界があるため、B級映画はモンスターをちょっとずつ小出しにして登場させます。

最初は脚だけ、中盤は顔だけ、最後は全体の登場とか。最初は人々に悲鳴や地面の移動でモンスターの存在を匂わせるとか。なんだったらパッケージに描かれているモンスターは1度も作品中に登場させないとか。

様々な手練手管でB級映画はモンスターパニック作品を作ります。

誤魔化しがヘタだったら怒り、上手かったら感心する。

B級モンスターパニック映画のメインは予算を使いきって作る最後のモンスターシーンですが、B級映画好きの人はメインに至るまでの「誤魔化し」も楽しみにしています。

まとめ

そんなわけで、今回はB級映画をレンタルすることが好きな人なら分かる「あるある」を5つ紹介させていただきました。

A級映画はたしかに面白いですが、B級映画にもまた違った面白さがありますので今回の「あるある」で少しでもB級映画に興味をもってくれた方はぜひB級映画もレンタルしてみてください。面白いですよ。